毘沙門天の梵字
ここ塩野毘沙門堂も同様であるが、奉納されている梵字を見てみると実に珍しい梵字を見る事が出来る。
この軸はいつ頃のものか定かではないものの毘沙門天を祀る祭壇の頭上に掛けてあったものだ。
そして、こちらは毘沙門天を祀る厨子上部に取り付けられていた板碑。
現在は修復時にか取り外され御宝前に置いてある。(写真左花瓶の隣)
奉納されたのは江戸時代の元禄十五年との事。
この板碑は「米沢の神社・堂宮 8 塩井地区」に詳しく詳細が乗っている。
但し、詳細の部分で「種字は不動明王を表すカンマンか。」とあるが、
毘沙門天の御真言である「ベイシラマンダヤ」と書かれているのが正しい。
不動明王を表す流れカンマンという種字に似ている為、間違いやすい。
ちなみに毘沙門天のご真言は「おん べいしらまんだや そわか」である。