毘沙門堂

米沢市にある塩野毘沙門堂の事が中心

2015-01-01から1年間の記事一覧

毘沙門天の梵字

毘沙門天の梵字はサンスクリット語(梵字)の「ベイ」である。 ここ塩野毘沙門堂も同様であるが、奉納されている梵字を見てみると実に珍しい梵字を見る事が出来る。 この軸はいつ頃のものか定かではないものの毘沙門天を祀る祭壇の頭上に掛けてあったものだ…

毘沙門堂の絵馬

塩野毘沙門堂には、あまり古い物は見当たらないが、数点の絵馬が確認できる。 最も古い絵馬では「曳馬の図」で寛文5年(1665)の奉納の絵馬である。 この時より明治時代に至るまでの間、多くの絵馬が奉納されている。 この絵馬は今でこそ堂内に飾られている…

消えた棟札

塩野毘沙門堂の創建は大同4年(809)という大変古い由緒がある。 しかしあくまで伝説・口伝の域を出ないのは残念なことです。米沢市に現在伝わる古刹には毘沙門堂のように大同年間創建とされる場所が数か所あるが、毘沙門堂同様なんらかの理由で古記録を失…

米沢城と塩野毘沙門堂

米沢という場所は上杉の城下町として知られている。 上杉氏が入る以前は蒲生氏ー伊達氏ー長井氏と遡って行きこの長井氏がこの付近を統治していた鎌倉時代中期の暦仁元年(1238年)頃、米沢城(館か・・)が築城されたと伝えられているのが通説。 しかし、こ…